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お仕置きの朝

2008/03/11(火) 15:58:56
8回目の逢瀬…。
今日は、彼からお仕置きを受ける日…。

夜明け前、極度の緊張で目覚める。
座薬タイプの下剤を使った後、お風呂に入って、丹念に身体を洗う。
この身体は今日、どういう使われ方をするのだろう…。
不安。
期待。
そのどれでもない、説明し難い複雑な感情。
どこをどうされてもいい様に、今の自分に出来る精一杯で、身体の手入れをする。

家を出る前にこれから出発する旨メールをし、彼の住む街に向かって車を走らせ始めた。

  早えな…。

  少しでも早く、お逢いしたくて…

朝方の、見通しの良い田舎の田圃道とは言え、時速80キロで飛ばしながら、携帯メールを打つ。
自分の命知らずな無謀さが、可笑しくなる。


  お前に決定的に欠落しているのは、
  自己防衛本能だ。


突如、Sさんの言葉が脳裏を過ぎる。

  自分を護ろうとしないのは、
  自分が可愛くないからだ。
  もっと自分を可愛がれ。


自分を可愛がる…。
わたしにとっては、あまり理解のできない行動だ。
わたしは、他人を踏み躙ってでも自分を可愛がろうとする人々を見て育ち、自分を可愛がるということに、一種の嫌悪感のようなものを持っている。
けれども、彼を失いたくないと切望するのは、彼なしで生きていく事が、自分にとってどれほど困難なものになるか、予想出来るからであって…。
つまりこれは、自分を可愛がる為に彼を欲している、という事になるのではないか。
そんな理由で彼を欲するのは、彼にとって理不尽ではないだろうか…。

そんな事を考えながら、車を操る。
周囲の交通量が増えてきたら、わたしの無謀運転はなりを潜める。
わたしが破壊したいのは自分であって、他人ではないからだ。
車には、他人を簡単に殺傷する能力がある。
わたしとてそれくらいの事は、理解している。


待ち合わせ場所に着いた。

  今、着きました。待ってます。

彼にメールを送り、彼が現れる筈の方角を、じぃっと見つめていた。

暫くして彼がやって来た。
わたしの姿をみとめた彼が、にっこりと笑う。
それは、いつもの笑顔と変わらなかった。

  段々、到着時間が早くなってるな。

  今日は凍ってなかったし…
  道にも慣れてきているから。


  そうか。じゃ、行こうか。

車中では、このブログや、他のブログの感想などを話して過ごした。
いつも通り、明るくて楽しそうな声の調子。
変わった様子は、感じられない…。

それでも、ホテルに到着した時には、いつもの様に抱き付いてはいけない、と思った。
ただ立ち尽くして、彼の動きを見守る。
彼が、わたしを見て微笑んだ。
少し勇気付けられて、そっと彼に向かって足を踏み出した。
その瞬間。

彼に、髪の毛を鷲掴みにされた。
わたしの中から、一切の感情が消え去った。
呼吸の仕方すら、忘れてしまった様な気がした。

  まずは仕置きを済ませよう。
  お前も早く楽になりたいだろう?


そう囁く彼の声は、今まで聞いたことのない種類のものだった。
低く、冷たく、静かで、高濃度に圧縮された怒りの他に、愉悦の匂いも感じる声…。
目を逸らしてはいけない…。
そんな気がして、必死で彼の目を見つめた。

鰐の目だ…。

愛情も憎しみもない。
目の前の獲物を、屠る事しか考えていない。
その圧倒的な力を行使する瞬間を、待ち望んでいる捕食者の眼…。

今日、わたしは、まったく新しい彼を知る事になる…。
凍てついた思考の奥底で、それだけを確信した。



初めてのお仕置き

2008/03/11(火) 23:04:14
彼は、わたしの髪から手を離すと、言った。

  脱げ。全部だ。

  …はい。

自分の声は、聞こえなかった。
もしかしたら、声が出なかったのかも知れない。
機械的に衣服を脱ぐ。
脱ぎながら、畳む。
畳まないといけない様な気がした。

彼は、わたしの周囲をゆっくり回りながら、感情の読み取れない眼でわたしを見ている。
時折手を伸ばし、わたしの髪を、慈しむ様に撫でる。
けれど慈しんでいる訳ではないのだ、と、感じる。
これは単に、これから使う道具の、手触りと強度を確かめているだけ…。

下着姿になった。

  …ぜんぶ?

声が、掠れた。
彼は今まで、全てを脱がせた状態からわたしを使い始めた事が無かった。

  全部だ。

わたしは作業を続けた。
脱ぎ終わって顔を上げ、彼の目を見て深呼吸をした。

  後ろで手を組め。
  そうじゃない。
  腕は伸ばせ。掌を組め。


彼の手には、赤い綿ロープ。
手首を縛られる。
続いて、肘の上辺りを縛られた。
ギチチッ…というロープの軋む音。
今までにない強さで、縛り上げられている。

首に、幅の広い革の紐が結ばれる。
彼が、首輪の代わりに好んで使うものだ。

  これ、何?

以前、初めて使われた時に、訊いた。

  ギターのストラップ。

楽器をやらないわたしは、答えを訊いても何か判らないままだったが、肌触りが好きだったので、それ以上は何も言わなかった。
彼の引っ張り方次第で、首を絞める強さが自在に変わる紐…その革紐が、首に食い込んだ。

ロープのきつさが、革紐の強さが、今までの彼ではないという事実をわたしに突き付ける…。

  お前は、俺を見てるのか?

何を訊かれているのか、一瞬判らなかった。

バシッ

いきなり頬を平手で打たれた。

…平手打ちなんて…どのくらいされてないんだっけ…

そう考える。
決してわたしが冷静なのではない。
感情の振幅が限界を超えると、わたしは、自分のおかれた状況について、主観的に考える事を放棄してしまう癖がある。
今のわたしは、何も感じない。
何をされても痛くないし、悲しくもない…。
そう自分に言い聞かせてしまうのだ。

打たれたまま、俯いていると、首の紐を引っ張られた。

  俺を、ちゃんと見てるのか?
  え?


バシッ バシッ

どう答えればいいのだろう…。

  俺を舐めやがって。

彼の声は、まったく激していない。
とても静かだ。
それだけに、凝縮された感情が滲んで滴り落ちている様な気がする…。
氷の声の下に渦巻く、灼熱の怒りを感じて、ぞっとした。
わたしは彼を、舐めていただろうか…?
頬を打たれ続けながら考える。
年下の、可愛いセックスフレンド。
そういう意識は皆無だったかと訊かれれば、答えに窮する。
Sさんに対する当て馬のつもりが無かったかと問われれば…全否定することは…出来ない…。
わたしは彼を、舐めていた…。

その時に、何をされても受け入れよう、と、決意した。
彼の怒りは、とても正当だ。
どんな罰も謹んで受ける事が、わたしの謝意の表明になる。
何よりも、ここで彼のお仕置きに耐える事が出来なければ、彼との関係は間違いなく終わる。
それだけは嫌だ。
彼を失うのは嫌だ…。

現実逃避を決め込んだ方のわたしが考える。
この人、平手打ちが上手い…。
変な当たり方をして、顔に痣が出来る様な打ち方はしない。
全くそうは見えないけれど、案外殴り慣れているのかも知れないな…。

冷静なわたしが存在していたのは、この時までだった。



初めてのお仕置き...2

2008/03/12(水) 01:00:14
彼が、腰からベルトを引き抜いた。
ズボンを脱ぐ…?
そうではなかった。
彼は、革ベルトでわたしを打とうとしていた。

  ベルトは嫌ッ!!

絶叫しそうになった。


わたしの父親は、わたしを殴る時にベルトを使った。
この人は、何が切っ掛けで怒り出すか判らない人で、さっきまで笑っていたのに、突然鬼の形相でわたしを叩き伏せたりした。
機嫌のいい時は、わたしの良き理解者だっただけに、この豹変と折檻を恐れつつもわたしは、父親と話をしたいといつも考えていて…。
近付いては、何か失敗をして、殴られて…。
そこに、わたしを産んだ人が乱入してきて…。
そして訪れる修羅場…。



彼を、失う…!

幼い頃の記憶に翻弄されていたわたしは、それに思い至り、やっとの思いで絶叫を飲み込んだ。
他人事の様に、身体と感情を切り離し、状況を客観視していたわたしは、この瞬間に霧散した。
真っ先に打たれたのが、どこだったのか…思い出せない。

ビシィッ

悲鳴が漏れる。
バラ鞭など比較にならぬ、本物の痛み。
姿勢が崩れると、髪を掴んで引っ張られる。

  真っ直ぐ立て。

あくまで静かで、調子の変わらない彼の声。
大声で怒鳴りつけていた父親よりも、そんな彼の方が恐ろしい。
彼の暴力行為は、感情の昂ぶりとは無関係のところにある。
それが、骨身に響いてくる。
間違いなく、彼の性癖は歪んでいる。
わたしは何処まで、彼の仕打ちに耐えられるだろうか。
怖い。
彼が、怖い。
でも、彼を失う方が、もっと怖い…。

ビシッ ビシィッ

革ベルトは、わたしの太股と乳房を集中的に打ち据える。
苦痛の悲鳴を上げながら念じる。
耐える、耐える、耐えてみせる…

突然、突き飛ばされた。
後ろのベッドに、仰向けに倒れ込む。
その時に気付いた。
自分の内腿が濡れていることに。

凄まじく混乱した。
幼少期のトラウマを刺激され、古傷を抉り出され、肉体に激痛を与えられながら、何故、わたしの女陰は悦んでいるのだろう?
溢れて腿に流れ出す程に…。

わたしに馬乗りになる彼。
平手打ちを浴びせられながら、わたしは、自分の身体が理解できなくて、呆然としていた…。



初めてのお仕置き...3

2008/03/12(水) 09:03:06
首の革紐を引っ張られ、立たされた。

彼の額に、汗が光る。
けれども、元々アスリートで、今でも身体を鍛えている彼は、息一つ乱していない。
おもむろにミネラルウォーターのボトルを手に取り、水を飲む。
まさかわたしには飲ませまい…
そう考えた時、彼が口に含んだ水を、わたしの顔に吹きかけた。

ある意味、屈辱的な行為。
他の誰かにやられたら、冗談でも決して許しはしない、その侮蔑の行為。
わたしの感情は、不思議なくらい動かなかった。
革ベルトで打たれながら濡らしているような淫乱な女の癖に、何が尊厳か。
それにわたしは、彼に軽蔑されてもしょうがない程のことを仕出かしたのだ…。

アイマスクが付けられた。
そして、別の道具が用意される気配…。

それは最初、左乳首につけられた。
何これ…?
乳首に激痛が走る。
洗濯ばさみだ…!

  あ…あ…あああ゛あ゛ーーーーーーっっ!!

悲鳴を殺そうとしたが、喉から勝手に迸ってしまう。
念じ続けていた『耐えてみせる』という言葉が、完全に意識から飛び去った。
洗濯ばさみの数は増えていく。
右乳首に…お腹に…わき腹に…腕に…。
脂肪で弛んだわたしの身体、挟む場所には事欠かぬ筈だ。
身ではなく、皮1枚を挟む様に調整しながら、つけられているのが判る。
悲鳴を上げながら身体を捻ると、髪をがしっと掴まれる。

  動くな。

  痛いーっ! 痛いよぉーっ!

いつの間にかわたしは、涙を流し、声を上げて泣いていた。

  動くなと言うのに。

彼の声からは、何の感情も感じられない。
叱責するような言葉なのに、苛立ちすらも感じないのだ。
泣きじゃくりながらわたしは、ここで『やめて』と叫んでしまったら、彼とはもう逢えなくなる…という事だけを考えていた。
この責めがいつ終わるのか、という事は、考えていなかった。

バシッ ビシビシッ

  ぎゃあーーーーっ!!!

バラ鞭で、打たれた。
洗濯ばさみが衝撃で吹っ飛んでいく。
皮膚に激痛を刻み込んで。

  あ゛ーーーいだいーーーっ!!

泣き喚く。
座り込みそうになる。
髪が掴まれ、引っ張り上げられる。

  ちゃんと立て。

  いだいいだいよーーあ゛ーーーっ!!

  前向いて立てって。

立たされて、またバラ鞭で打たれる。
蹲って泣き喚く。
静かに叱責されて、引っ張り上げられる。
『やめて』とだけは言ってはいけない…
『やめて』とだけは…
呪文の様に心の中で繰り返す…

どのくらいの時間が経ったのだろうか…
アイマスクが、外された。
彼の眼は、人間の眼に戻っていた。
とても穏やかで暖かな、愛おしいものを見る眼…。

  許す。…許してやる。

わたしにキスをし、優しく抱き締める。
彼の胸に顔を埋めて、しゃくり上げた。

  ごめんなさい…

  …許す…。

囁きながら、わたしをベッドへ横たえる。
縛られたままの腕が、かなり痛む。
けれど『もう解いて』と言ってしまっていいものかどうか、迷っていた。
彼がわたしの乳首を舐める。

  あ…ああ…あ…ん

腕の激痛が堪らないのに、思わず漏れる自分の声には、もう甘さが混じっている。
彼が唇を離し、わたしの乳首を見つめながら呟いた。

  俺の大事な乳首から、血が出た…。

  え…血? どこ?

  今はもう見えない。全部舐めた。
  あぁあ…乳は責めたいけど、
  傷付けたくはないんだよなぁ…。
  難しいなぁ…。


もう彼は、いつもの朗らかさを取り戻している。
はっと気付いた顔をして言った。

  解いてやる。後ろを向け。

ゆっくりと綿ロープが解かれた。
足元に、ぱらりと落とされる。
両腕の感覚は、すっかり失われていた。
痺れてしまって動かない。
それでも、持ち上げることは出来る。
わたしは振り返り、彼に抱きついた。
彼が、優しく抱き返してくれる。
痺れる腕を彼の背中に回し、精一杯の力を込めた。
彼と唇を合わせ、舌を絡ませ合いながら…

彼のお仕置きを受けて…耐え忍ぶことが出来た…

そういう実感が胸を満たし…
それまでとは違う意味の涙が溢れてきた…



初めてのイマラチオ

2008/03/14(金) 00:45:02
  そろそろ餌をやろう。

その言葉で、静かな時間は終わりを告げた。
彼がベッドから降り、ズボンと下着を脱ぐ。
わたしも急いで起き上がり、仁王立ちしている彼の足元に跪いた。

彼は、フェラチオを「奉仕させる」とは言わない。

  これは、お前の餌だ。
  たっぷりと味わえ。


そう言う。
それほど、彼をしゃぶっている時のわたしは、嬉しそうなのだそうだ。

唇と舌と手を使って一心不乱に、咥えて、舐めて、吸って、扱いて、彼のものが膨張し、硬直し、わたしを狂わせる凶器へと変貌していく過程を確かめ、味わう。

  ああ…気持ちいい…。
  お前、上手くなったなぁ…。
  どこに出しても恥ずかしくないフェラだ。


どこに出しても…って、どこに出す気なのだろう?
他の男にわたしを使わせたいという願望が、やっぱりあるのだな…と、漠然と考える。

わたしの頭を撫でていた彼の両手に、力が入った。
じわじわと喉の奥まで捻じ込まれる。
完全に怒張した彼のペニスは、わたしの喉をすっかり塞いでしまう。

んぐ…ぐぇ…

わたしの喉から、聞き苦しい音が漏れる。
いつもなら、ここで彼は手を離すのだが、その日は違った。
わたしの頭を、押し続ける。

ぐ…ぐぶっ…

わたしは、噎せる。

  こうされたかったんだろう?
  これが、好きなんだろう?


頭上から降ってきた彼の声には、残虐性が滲み出し、ぞっとする様な響きがあった。
そう、こうされるのが望みだった。
動かして欲しい…。
その気持ちが通じたかの様に、彼がゆっくり、わたしの口の中で動き始める。
初めての、イマラチオ。
嬉しい。
でも、苦しい。
粘度の高い涎が、噎せる度に唇から溢れ落ちる。
それでも、わたしの喉を突くのより、頭を掴んでいる手の方に、彼の力の集中を感じる…。

ぐぼぇぇ…っ

喉の奥まで押し込まれ続けて、とうとうえずいてしまった。
背中を丸めたわたしの頭を、彼が解放する。
びちゃっと、わたしの膝の上に嘔吐したものが落ちた。
ただの水のようだった。
朝から固形物を胃に入れていなかったからだろう。
胃液が逆流した感じもなく、休憩で飲んだ水を吐いただけだった。

  後ろからしてやる。
  立て。


言われて、乱れた呼吸を整える間もなく、後ろから貫かれた。
激しく突き上げられて、わたしは、悲鳴に近い喘ぎを漏らしながら狂乱した…。




初めてのアナル

2008/03/17(月) 00:15:44
一生懸命に、彼のものを舐める。
彼に教わった通りに、道具を動かす。
手、舌、唇が、わたしの持つ道具。
袋の方にも舌を這わせ、睾丸をそっと吸い込んで、口の中で遊ばせる…。
根元から舐め上げて、先端部で舌を蛇の様にちろちろと動かす…。

彼が、呻く。

  すげぇ…。
  並みの男なら、我慢できんぞ。
  きっとすぐに逝っちまうだろうな…。


彼の言葉の端々に、他の男にわたしを使わせたいという願望を感じてしまう。
他の男に使われて…口であっと言う間に逝かせられたら、わたしはきっと、わたしをそう仕込んだ彼を、誇らしく思うに違いない。


彼が、コンドームを手にした。

  え、コンドーム…?

ニヤリと笑う彼。

  こいつにはちゃんと使い道を考えてあるんだ。
  立て。
  後ろから挿れてやる。


まさか…。
胸を過ぎる一抹の…これは、不安ではない。
明らかに、期待だった。

彼は、いつもいきなりわたしに挿入する。
けれどもそれで、わたしが痛みを感じる事はない。
彼のものが入って来た途端に、いつも自分が噴き出す様に濡れるのが判る。
それに、彼を舐めてから挿れられる時は、わたしも常に充分に潤っている。
その後に、そこにもたらされる悦楽を、わたしの身体が知っているのだろう…。

立ち上がり、ベッドに手をついて、彼を待つ。
彼が、後ろから入って来て、突き上げる。
わたしは、喘ぐ。
漏れる声は、悲鳴のよう。
一番深いところまで、彼に突き入れられて、髪を振り乱して悶え狂う。

アナルに、ひんやりとした感覚。
やはり、アナルを使う気だったのか…。
たちどころに冷静なわたしが出現する。
下剤を使ってきておいて、良かった。
わたしの声に、獣の様な響きが混ざる。
感じるのは、異物感。
それ以上でもそれ以下でもない感覚。
アナルよりも、彼のペニスが食い込んでいる感覚の方が、わたしを狂わせている。
子宮にまで届き、がつん、がつんと突き破られそうな、痛みと紙一重の快感。
激しい痙攣が、全身を襲う。
自分が、深く達し始めたのを知る。
声が途切れ…身体が仰け反り…意識が拡散していく…。

四肢から力の抜けたわたしを、彼がすぐにベッドに抱え上げた。
深い絶頂の余韻で、まだ身体がびくん、びくんと痙攣する。
朦朧としたわたしの視界に、彼が指にはめたコンドームを剥がし、ゴミ箱に捨てている光景が入った。
汚れていなければ良いのだけれど…。
ぼんやりと考える。
彼がわたしの横に寝そべり、穏やかな笑顔で頭を撫でてくれる。

  すげぇよお前。
  痛がりもしない。
  それどころか逝くなんてな。


  逝ったのは…突かれていたから…。
  指、入れたの…?


  ああ、中指の、第二関節までスルっと入った。

  うそ?

わたしは驚いた。

  第二関節って…ここ、だよね?

  ああ。
  解そうと思ったら、あっさり入った。
  驚いたぞ。


  …ここまで、入ったの…?

  すごいぞお前。
  すごいポテンシャルだ。


ポテンシャル。
わたしは車か。
くすっと笑った後、あくまでわたしをモノと見なしている彼の視点に気付き、ぞくっとした。

  これから毎回、アナル調教するぞ。
  次は指を2本入れてやる。
  この調子なら、俺のチンポもきっとすぐに入る。


彼はとても嬉しそうだ。

  お前の穴全てが、俺に使われるんだ。
  どんな気分だ?


突然、その声に混じる酷薄な色。

  …早く、全部使われたい…。

嬉しかった。
日一日と、彼を悦ばせる玩具になっていく自分が、とても、嬉しかった。



乳首責め

2008/05/23(金) 00:02:13
いきなりアイマスクを着けられた。
言葉も視界も奪われ、わたしは為す術なく横たわる。
どんなお仕置きをされるのか、と、不安に全身を緊張させたまま。
耳だけに神経を集中し、彼が何処に居るのか、どの道具を使おうとしているか、その気配を必死に追跡する…。

ビシッ

突然、バラ鞭が振り下ろされた。
悲鳴を上げ、身体を捩じらせる。

この鞭は、こんなに痛かっただろうか。
よく考えると、鞭打たれるのは、最初のお仕置きの時以来。
間が開くと、痛みに対する耐性が薄れるのだろうか。
或いは、視界を奪われている事で鞭がいつ飛んで来るかが判らず、身体が痛みに対して構えられないから、その分激痛になるのだろうか。

鞭は、容赦なくわたしの乳房と太股を打ち据える。
悲鳴を上げて、歯を食いしばる。
わたしの呼吸が荒くなる。
ボールギャグを通した呼吸音がビュウビュウと響き、その所為で彼の気配を聞く事が出来ない。
彼の位置、彼の手にするものを、感知する事が出来ない。

だから、乳首に洗濯ばさみをつけられた時の衝撃は、とても大きかった。
身体に何かが触れる、それだけで、呼吸が一瞬とまり、ビクンと全身が跳ね上がる。
新品の洗濯ばさみが、ギリギリと乳首に食い込む。
跳ね上がった身体を、そのまま絞る様にして、もがく。
喉が張り裂けそうな悲鳴が出る。
暴れると、きちんと拘束できていない上半身は、椅子の上である程度まで起こす事が出来た。
すかさず彼の手が髪の毛を掴み、頭を椅子の背に叩きつけられ、押し付けられる。
バラ鞭が、太股に襲い掛かる。

そこじゃない、
違う、
乳首の方を何とかして、
太股なんか放っておいて。
いや、違う。
痛い。
痛い。
もうやめて。
何とかして。

わたしの悲鳴に、泣き声が混じる。
拘束を解こうとするかの様に、暴れる。
上半身が、椅子から浮き上がる。
髪を掴まれ、椅子に頭を叩き付けられる。
思考が『痛い』という事実だけに占領される。
痛い。
痛い。
それしか考えられない。

バラ鞭が、乳房を襲った。
洗濯ばさみが叩き飛ばされる。
その衝撃に一瞬激しく暴れ、ワンテンポ遅れて、乳首の激痛がジンジンとした熱さに変わっている事に気付く。

全身の力が、ガックリと抜けた。
乳首責めが、終わった…。
わたしは、安堵感に弛緩し、ふいごの様な息をしながら、すすり泣いた。




乳房責め

2008/05/24(土) 20:15:06
離れていた彼の気配が、わたしの傍らに戻ってきた。
わたしは必死で呼吸を整え、耳を澄ませる。
乳首責めが終わったと思うのは、まだ早いかも知れない。
これは単なる小休止で、また洗濯ばさみが登場するかも…。

彼が、息を潜めたのか、その気配がすぅっと小さくなる。

来る…。
何か、される…。

乳房に、冷たい尖ったものが触れた。
電流が走った様に、身体が跳ね上がる。

ぶしゅっ…

ボールギャグを通して、わたしの呼吸がおかしな音を立てる。
尖ったものは、わたしの乳房の上をゆっくりと滑り、ふっと離れていった。
弛緩。

ふしゅー…ふしゅー…

室内に、わたしの呼吸音が満ちる。
再び乳房に押し当てられ、一気にわたしは緊張する。

これは、何…?
まさか…

針…と浮かび、直ぐに打ち消す。
そこまで鋭利なものではない様な感触だと思い直す。
いや、でも…一般的な縫い針を連想する。
糸を通す方は、鋭く感じないかも知れないではないか…。
しかし、これだけ感覚が鋭敏になっているなら、糸通しの方のあの形状でも、充分鋭利だと感じるのでは…?

これらの思考が頭の中、凄い速度で流れる。
呼吸が、荒くなる。
この感触は、激痛を与えられるものなのか…そうであればいつ、激痛に変化するのか…緊張感が、わたしの身体を硬直させる。

  お前の乳首に、
  針を貫通させたい。


陶然とした表情で言い切った、彼の言葉を思い出す。
尖ったものが乳房上を這い回り、乳首に近付く度に、恐ろしさで悲鳴が迸りそうになる。


彼の気配が、大きく動いた。
わたしから離れ、鞄をごそごそする音が聞こえてきた。

終わった…?

脳に痺れを感じる程、安堵する。

わたしのデジカメの起動音が聞こえた。
はっとする。
さっき、彼に写真を見せた後、SDカードの入れ替えをしていない。
だから空き容量が無くて、写真は撮れない筈。
彼のデジカメも、今日はメモリーが一杯だと言っていた。
空きのあるSDカードが、何処にあるか説明しようにも、彼が訊ねないという事は、情報を求められていないという事…。

彼の気配が、荒々しく近付いてくる。
いきなり、乳房をバラ鞭で激しく打ち据えられた。
絶叫した。
それは、今まで経験した事が無い、乱打と言ってもいい程の、打擲。

ふっ…ふっ…ふんっ…

鞭を振るう際の、彼の息遣いが聞こえる。
わたしの耳に届く程のその呼吸が、渾身の力で打たれている事を、知らしめる。
先刻までの静かな責めが、嘘のような、激しさ。

叫ぶ。
泣く。
暴れる。
身体が逃げる。
戻される。
打たれる。
叫ぶ。
泣く。
繰り返す…。


突然、アイマスクが外された。
逆さまにわたしを覗き込む、彼の顔が視界に入る。
表情は冷酷なままだが、責めの前の、滾るものを圧縮しているような、危険な色は落ちていた。

  …泣いたか…?

アイマスクが吸ってしまったのだろう、わたしの目元には、微かな涙の痕跡しかなかった。
小刻みに首を縦に振る。
瞳に満足そうな光が一瞬煌き、彼の表情はゆっくりと和んでいく。

  あの目だ…。
  出会った頃の…危なそうな目…。
  その目つきも、やっぱりいいぞ…そそられる…。


必死で助けを求めている目の事だろうか…?
考えているわたしの頬を、彼の掌が、優しく、優しく、撫でる。
その手が後頭部に移動し、ボールギャグが外された。
顎に、ぐきりと嫌な感触が走った。

  約束だ。
  復唱しろ。
  『規則正しい生活』


  きそく、ただしい、せいかつ…。

  『家の掃除』

  おうちの、おそうじ…。

  『卵を減らす』

  たまごを、へらす…。

  守れよ?

  …はい

  よし。
  ったく、お前は…本当に言うことを聞かん。
  そういう奴は、身体に叩き込まんとな。


彼は微笑むと、わたしを拘束しているロープを解き始めた。




宣告

2008/12/05(金) 11:57:42
この半年間、彼は、一度もわたしを責めていない。
道具として使用される事はあるけれど、縛ったり、鞭打ったり、蝋を垂らしたり…という責めは、全然やっていない。

これは単に、そういう事の出来る場所で逢わないからだと思っていた。

彼の家で抱かれる時は、声すら漏らさぬ様に気を付ける。
わたしの家で抱かれる時は、多少の声なら外には漏れないけれど、隣家の室内犬の吼え声が、微かに聞こえる事から察するに、気を付けるに越した事は無いだろう。
そんな環境では、わたしが泣き叫び、悲鳴を上げ続ける様な行為は、出来ない。

つまり、ホテルで逢わないから、責めないのだろうと、思っていた。


先日、久しぶりにホテルに行った。

彼の責めを、受けるかも知れない…。
期待と恐怖の入り混じった複雑な想いが、わたしの動悸を早くする。
ハンドルを操作する手が、微かに震える。

  風呂はいろうぜ、風呂。

けれど、部屋に入るなり発された彼のこの一言が、その後の流れを決定付けた。

  今日は俺、疲れてるんだ。
  お前を責める元気なんかねえ。
  それより、風呂に入って、ゆっくりしようぜ。


大声で、『え~~~~っ!』と言いそうになってしまった。

けれども、彼が疲れているというのなら、しょうがない。
このところ随分と忙しそうだったし、確かに疲れが溜まっている頃でもあるだろう。

『今日は、責めて欲しかったの…』

だからわたしは、この言葉を、喉の奥に押し込んだ。


お風呂で、彼の身体を丁寧に洗う。
一緒に湯船に浸かり、色んな会話を交わす。
上がったら、彼の身体にマッサージを施す。
睡魔に襲われたら、布団に包まって微睡む。
彼が欲情したら、わたしに好きな体勢をとらせ、ペニスを突き入れて攻め立てる…。

彼の本能のまま、彼のやりたい様にされながら過ごす時間は、責めが無くても濃密だ。
抱かれる時も、声を上げない様注意する必要が無い分、彼がわたしの中で暴れる感触を、存分に貪る事が出来る。
けれども、わたしの中には、『使われ足りない…』という想いが、依然居座ったままだった。


  やっぱりホテルはいいな。
  セックスに集中出来る。


言いながら彼が、わたしの身体を撫でまわし、揉みしだく。

  うん。そうね…。

暫しの沈黙の後、彼が、わたしの下腹部の贅肉を抓り始めた。

  俺がお前を責めなくなったのは、
  ひとつにはお前が肥った所為もあるな。
  こんな身体を縛ったって、醜いだけだろ。
  そんなもん、見たくねえ。


呼吸が、止まった。

  まぁ、お前も判ってるだろうが、
  お前の身体で俺が勃たなくなったら、
  もうお前には用が無いぞ。
  棄てる。


腹話術人形の様に、カクカクと首だけを動かし、彼の言葉を聞いているという意思表示をする。

  来年1年、猶予をやる。
  せめて、出逢った頃の体型を取り戻せ。
  でないと…言わなくても、判るな?


耳元で囁かれている筈のその声は、とても遠くで、妙にこもって聞こえた。




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