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会う

2009/12/25(金) 16:32:31
やっとわたしの辛さを、理解してくれる人が現れた…。
そう思ってしまったわたしはその後、ひたすらSに甘える様に、なっていった。
メッセンジャーのみならず、携帯の番号やメールアドレスも教えあい、頻繁に連絡を取る様になっていた。

そんな中でも、ゲームのオフ会に参加する事だけは、わたしは頑なに拒み続けた。
外に、出たくない。
人の多い場所には、行きたくない。
人に会うのは、怖い。
そう言い続けていた。

そんなある日、Sから来た携帯メールに、わたしは愕然とした。

  起きてるか?
  これからお前んちの最寄の駅に行くよ。
  会いたくなければ来なくていいけど、
  外に出られる様なら、来いよ。


なんでそんな突飛な行動に!と訊いてみれば、仕事で、わたしの家の最寄り駅の路線に来たら、急に会いたくなった…との事だった。

  外に出られないってんなら、
  しょうがない。
  そのまま俺は帰るからさw


  突然そんな事言われても困る。
  会うなら会うで、別の日に
  ちゃんと約束して会おうよ。


  もうそっち向かう電車に乗ったw

呆然とした。

わたしの家は、田舎だ。
最寄の駅にしても、自宅からだと、車で峠を越えて1時間弱走らねばならない。
それに、昼間の時間帯だと、電車の本数も、30分に1本あるかどうか…というレベルなのだ。
そんな場所に来させて、放置しておく事など出来ない。
どこの駅から、何時に出た電車に乗っているのか確認し、最寄り駅に到着する時間を調べる。

  しょうがない…行くよ。
  駅の出入り口で待つ。
  (車種)に乗ってるから。


  どの出入り口出ればいいんだ?

  1箇所しかないから大丈夫。

  マジかwww田舎www

大慌てで身支度をし、家を飛び出す。

太陽が出ている時間に、病院に行く以外の用事で外に出るのは、随分と久しぶりだった。
ふと、庭がジャングルの様に荒れ果てているのに気付く。
まだ少し時間はある。
おもむろに、目立つ場所の雑草を抜き始める。
すると、近所の人が、声をかけてきた。

  あら~久しぶり。
  元気だった?
  ずっと姿見ないから心配してたのよ。

  あ…はぁ…元気です…すいません。

そこでちょっと雑談していたら、その家のご主人が今度、庭木の剪定をするから、うちも一緒にやってあげるという話になった。
いつもなら、庭師さんを呼んで、お願いする時期になっていた。
恐縮して遠慮したのだが、何でも最近ご主人のマイブームらしいので、剪定させてやってくれ、との事だった。
そういう話なら、お願いする事にする。
時間が来たので、挨拶をして別れ、駅に向かった。

駅舎前の駐車スペースで、Sの乗った電車が入ってくるのを見守る。
心臓が暴れ、呼吸が苦しい。
改札から、パラパラと乗客が出てくる。
Sは、すぐにわかった。
向こうもすぐに、わたしがわかった様だ。
車に歩み寄り、助手席のドアを開ける。

  こ…こんにちは…。

  や~、時間かかったw
  すげー田舎だなwww
  乗っていいの?


  あ…うん、乗って。

車を発進させ、駅前で信号待ちしながら、どちらにウィンカーを出そうか思案する。

  どっか喫茶店とか無いの?

  うん、どこにしようか考えてるの。

  そんな考え込む程店が無いのかw

  だって、田舎だもん。

  あー、駅前にも何にもない程だもんな。
  びっくりしたわw


店を決めて、車を動かした。
ハンドルを持つ手が、震えていた。





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